骨密度測定検査について(放射線技術部)

骨密度測定検査について(放射線技術部)

骨密度測定検査は、骨の密度(骨密度)を測る検査で骨粗鬆症を診断することができます。40歳以降は、年齢を重ねるにつれ骨密度は低下していきます。また、病気の影響で骨密度が低下することもあります。
当院の骨密度測定装置は、放射線(DXA法)を使用しており腰?前腕(手首)?大腿骨の骨密度を測定することができるため、骨の状態をより詳しく検査できます。検査は、寝台に寝た状態で行います。1回の撮影は検査部位によっても異なりますが2~3分程度で、検査は20分程度で終了します。検査中は、息を止める必要もありません。検査終了後、診療放射線技師が画像の解析を行い、検査結果を依頼医師に提供しています。2回目以降の検査では、初回から検査結果を比較できるようにグラフとして表示しておりますので、経時的な骨密度の変化がわかり治療の効果の判断や生活習慣の改善に役立てることができます。
骨粗鬆症は、骨折のリスクが高くなりますので、早期に発見し治療を行うことにより健康寿命を延ばすことにつながります。

骨密度測定装置の写真骨密度測定装置
(2025年11月掲載)